2011.10.31pickup01

複式学級の公開授業も

上林小などで「近畿へき地教育研究大会」

近畿へき地教育研究大会

法被を着て「わかあゆ太鼓」を披露する児童たち(八津合町で)

第26回「近畿へき地教育研究大会京都大会」が27、28の両日、上林地区の小中学校などで開かれた。うち八津合町の上林小学校(平尾俊美校長、39人)では3、4年生で実施されている複式学級の公開授業に、教育関係者らの関心が集まった。

同大会は初日に福知山市内で全体会があり、2日目には上林小と上林中を含む4校で分科会が催された。

上林小の複式学級の教室には前後に黒板が設置され、3、4年生たちは背中合わせの状態で授業を受けている。発表する際には、3年生は4年生に話すようにしていた。

他の学年の授業にも様々な方法がとられている。児童が9人のクラスでは3人ずつ机を向い合わせにし、5人の学級は子どもたちが黒板に向かって半円状に並び、授業を受けやすいようにしている。

体育館では全校児童による「わかあゆ太鼓」の演奏もあった。子どもたちは法被を着て和太鼓や樽(たる)、竹太鼓を打ち鳴らしながら、来校者に郷土愛の気持ちを表現した。

また、上林中では1、2年生が保健体育で取り組んでいる合気道の授業が公開されるなどした。



2011.10.31pickup02

自分の命や友達大切にしてね!

中筋幼児園などで「人権の花運動」

人権の花運動

「人KENあゆみちゃん」と握手をして、ふれあう園児たち(大島町で)

花を育て、自分の命や友達を大切にする心を育んでほしい―。市内の人権擁護委員ら約20人が27日、大島町の中筋幼児園(梅原三夫園長、124人)を訪れ、子どもたちに「人権の花」であるスイセンの球根をプレゼントした。

この「人権の花運動」は市と京都地方法務局、府人権擁護委員連合会が合同で取り組んでいる。関係者たちは園児たちの前でペープサートを演じ、自分の個性を大事にすることなどを伝えた。

また、人権のイメージキャラクター「人KENあゆみちゃん」が登場すると、子どもたちは大喜び。握手をしてキャラクターとふれあった。最後に園児たちは1人1個ずつ自分の植木鉢に球根を植えた。

人権の花運動は28日に栗町の豊里小学校で行われたほか、11月17日には上杉町の東八田小学校でも予定されている。スイセンの球根は、中筋幼児園を含め合計360個配布される。



2011.10.28pickup01

29日に〝国民文化祭〟開幕

綾部では初日に北中部茶会

30日に〝生け花体感フェス〟

「第26回国民文化祭・京都2011」が29日から始まる。11月6日まで府内各地で様々なイベントが開催されるが、綾部市内では29日に本宮町の大本本部で「京都北中部茶会」、30日に里町の市中央公民館で「京都いけばな体感フェスティバル」が開かれる。

29日の「京都北中部茶会」は午前9時から。長生殿では裏千家淡交会両丹支部による本格的なお茶会が行われる。みろく殿前広場には野点(のだて)席が設けられるほか、親子を対象にした「お手前体験コーナー」では先着250組に茶筅(ちゃせん)をプレゼントする。また、ミニ屏風(びょうぶ)や折り紙、繭人形を作る「お楽しみ体験コーナー」もある。受け付けは午後3時まで。

29日は「京都北中部茶会」と舞鶴市で開催される「赤レンガアートフェスティバル」それぞれの会場を結ぶ「中丹まゆまろシャトルバス」が運行される。

バスは午前11時に大本本部を出発し、JR綾部駅南口を経由して、舞鶴へ行く。乗車無料。問い合わせは府中丹広域振興局企画振興室へ。

「京都いけばな体感フェスティバル」は、30日午前10時半から午後4時まで。会場には、生け花作品が展示される。午後1時すぎからは華道家元池坊次期家元の池坊由紀さんの講演のあと、宮津高校華道部と神心流尚道館北都地区による「華道吟」、小中学生や高校生らによる「いけこみライブ」も行われる。参加無料。

また、綾部市内では11月3日に「里山合唱フェスティバル」、6日に「シンポジウム里山」が開催される。会場はいずれも里町の府中丹文化会館。両日とも同会館周辺で「里山ゆたか市」が行われるほか、6日には「由良川里山昔話フェスタ」もある。

 



2011.10.28pickup02

綾部で今年度2回目の全体会議

中丹圏域障害者自立支援協議会

中丹圏域障害者自立支援協議会

中丹圏域障害者自立支援協議会の今年度2回目の全体会議(西町1丁目で)

中丹3市の福祉や企業・労働、行政などの36機関で構成する中丹圏域障害者自立支援協議会の今年度2回目の全体会議が26日、西町1丁目のI・Tビルで開かれた。

平成20年5月に設立した同協議会は、医療的ケア作業部会や就労支援部会が設けられ、障害者の自立と社会参加を支援する事業を行っている。

今回の全体会議では、府中丹東保健所の弓削マリ子所長のあいさつのあと、府障害者支援課の職員が障害者基本法の改正点の概要などについて説明。同協議会の今年度事業の状況も報告された。

続いて、舞鶴と福知山、綾部各市の障害福祉の状況を担当職員が報告。綾部市からは、障害者が安心して生活できるグループホームの整備や、家族の介助負担の軽減を図るため、重度障害者を受け入れられるケアホームの開設の要望が多いことが報告された。

また、市単独では取り組めない課題解決に向けた事業を同協議会に求める声が各市からあった。

休憩を挟み、就労支援部会から現状と課題の報告も行われた。



2011.10.26pickup01

農家民宿の開業方法は?

中丹3市の18人が関係法令学ぶ

農家民宿

参加者たちに説明をする担当職員(川糸町で)

川糸町の府綾部総合庁舎で24日、「農家民宿開業説明会」があった。府中丹広域振興局が初めて開いたもので、中丹3市で農家民宿の開業を目指す人ら18人が参加し、担当者の説明を熱心に聴き入っていた。

同広域振興局は、農山漁村の活性化を目指して農家民宿を増やそうとしている。そこで今年度から、農家民宿の開業を目指す人を支援するため、関係機関(保健所など)で必要な許可の手続きがスムーズに進むよう、ワンストップサービスを行っている。

この日はまず、担当職員が農家民宿の開業にかかわる関係法令について説明。里の人づくり事業の認定地区(綾部では奥上林や中上林地区など)では、一定の要件を満たせば専用の調理場は不要とするなど、府独自の規制緩和があることも述べた。

提供する体験プログラムは、黒大豆の栽培など地域性を生かしたものが求められているとしたほか、参加者への安全対策の重要性も説いた。五泉町で農家民宿「素(そ)のまんま」を営む芝原キヌ枝さんの講演では、川遊びや五右衛門風呂が好評を得ていることなどが紹介された。

質疑応答で参加者からは、関係法令に基づく許可の取得についての質問があった。担当職員は、「旅館業法に関して宿泊料を受けて継続的に営業する施設は、『簡易宿所営業』の取得が必要。開業までの様々な手続きをサポートするので、まずは相談してほしい」と答えていた。



2011.10.26pickup02

花アート鑑賞会と文化講演会を開催

空山 花グループ

中村さん

「空山周辺の文化」と題して講演をする中村さん(鍛治屋町で)

鍛治屋町の市里山交流研修センターで22日、文化講演会が開かれた。主催したのは、国民文化祭を盛り上げようと、同センターの近くにある休耕田に「まゆまろ」の花アートを制作した住民有志でつくる「空山 花グループ」。

同グループは、花アート完成記念の鑑賞会と併せ、文化講演会を企画した。講師は本町2丁目で漢方薬局を経営する赤尾明俊さんと、前八田中学校校長で郷土史家の中村孝行さんが務めた。

このうち、中村さんは「空山周辺の文化」をテーマに豊里西部地区にある古墳について解説した。4世紀ごろまで府北部では丹後地方の勢力が強かったが、大和朝廷によって制圧されたため、5世紀初頭には勢力が弱まったという。

5世紀に築かれた私市町の私市円山古墳は直径が約70㍍あり、府下最大級の円墳とされていることから、中村さんは「円山古墳に埋葬された人物は、丹後地方にまで勢力を伸ばした豪族だったのではないだろうか」と持論を述べた。

同グループは、30日にも文化講演会を開く。内容は午前10時からが苔玉(こけだま)教室、午後1時半からが小畑町の酪農家、村上正さんによる講演。

問い合わせは同グループ(里山ねっと気付、電話47・0040)へ。

 



2011.10.24pickup01

和洋の遺作60点が一堂に

有道佐一画伯「回顧展」

11月1~6日、グンゼ集蔵で

有道佐一画伯「回顧展」

「回顧展」の会場で販売される予定の複製画

綾部が誇る画家、有道佐一画伯の遺作が一堂に会する「回顧展」を再び古里で! 市内外の画家や芸術家、絵画愛好者らでつくる実行委員会(野崎義典委員長、52人)が主催する展覧会が11月1日から6日間、青野町のグンゼ博物苑・集蔵で開催される。

有道画伯の作品展が綾部で催されるのは15年ぶり3回目。過去の開催は画伯が存命中だった昭和54年に当時の綾部商工会議所のホール(西町1丁目)で行われたのと、没後の平成8年にオープン間もない集蔵で生誕100年を記念して開かれた。

今回の回顧展には、油絵を約50点、日本画を約10点展示する。油絵は昭和3年~38年に描かれたもの。昭和10年の渡仏以前のものが2点、パリ在住時代の作品が23点、帰国後に綾部で描いた作品が25点となっている。一方、日本画は、個人所有のものを中心に屏風(びょうぶ)や衝立(ついたて)、半切軸物。

会場では前回の展覧会で販売され好評だった絵はがきに加え、A4判にした油絵の複製画(8種類)も販売する予定。

入場料は500円だが、高校生以下は無料。入場券はJR綾部駅南口にあるあやべ観光案内所などで販売しているほか、期間中は会場でも取り扱う。
※記事を抜粋。全文は本紙で



2011.10.24pickup02

綾部発祥の「合気道」実習

上林中 「武道」の本格導入を前に

合気道

塩尻さん(右)から合気道の技を教わる生徒たち=八津合町で

学習指導要領の改訂に伴い、平成24年度から中学校の保健体育の授業で武道が必須となる。八津合町の上林中学校(榊原正純校長)では綾部が発祥の地と言われている合気道を取り入れることにしており、10月から1、2年生19人を対象に調査研究目的の公開授業を行っている。生徒たちは19日には市内の合気道の指導者たちから直接、技の指導を受けた。

合気道の創始者は明治16年に和歌山県田辺市に生まれた植芝盛平。36歳だった大正9年に来綾し、大本の出口王仁三郎聖師から精神的な指導を受けて武道に励み、綾部で合気道を完成させた。

上林中は市教育委員会から武道の調査研究校に指定されている。合気道の授業への準備として1年前から、保健体育科の伊藤大介教諭が市内の道場で稽古(けいこ)した。榊原校長も同じ道場に半年間ほど通い、武道の精神を学んだという。

上林中では今月18日から11月14日までの期間に10日間(計10時間)、合気道の公開授業を計画している。初日は、1、2年生たちが伊藤教諭から正座してあいさつする作法や、受け身の仕方を習った。

翌19日には市内にある道場の錬成塾不二の会から塩尻忠臣さんと吉照塾から櫻井雅宏さん、清心塾から栗崎文彦さんの3人が講師として来校した。

今月28日に予定している公開授業には、僻地教育研究連盟に加盟している近畿地方の中学校の教員らが見学に訪れる予定。
※記事を抜粋。全文は本紙で



2011.10.21pickup01

東京で綾部のPRと腕試し

志賀郷町の「竹松うどん店」

27日の〝うどんイベント〟に出店

綾部の「竹松うどん店」が東京に進出―。といっても実際に店舗を構えるのではなく、東京で25日から30日までの6日間開催されるイベント「うどんファンタジスタ2011」で、同店は1日限定営業をする。店主の竹原友徳さん(30)は、「うどん以外に綾部産の野菜などを使った天ぷらも出し、綾部のことをPRしたい」と張り切っている。

うどんを主にした食文化の再発見などを目的にしたこのイベントは、昨年に続いて2回目。前回は大阪で行われ、今回は東京都練馬区にある石神井公園ふるさと文化館が会場となる。

開催期間中、同館内のうどん店「むさしのエン座」では日本各地の人気うどん店が日替わりでオリジナルのうどんを販売する。主催者から出店依頼があり、「竹松うどん店」も6店のうちの1店として参加することになった。

2年間、日本各地を巡って修業してきた竹原さんは昨年10月、志賀郷町に念願の店舗をオープンさせた。今回のイベント用に新たなメニューは用意せず、「せせりうどん」や「もろみうどん」といった普段と同じメニューを提供する。

また、綾部産の万願寺トウガラシを使った天ぷらや、志賀郷産の米を使ったおにぎりなどをサイドメニューとして加える予定。会場では各店の地元に関する展示コーナーも設けられ、綾部に関するものを並べたいという。

同店の出店日は27日。営業は午前10時から午後4時までだが、売り切れ次第、〝閉店〟となる。「自分のうどんが東京の人たちに受け入れられるかどうか不安もあるが、勉強のつもりで頑張りたい」という竹原さん。

「東京に住む綾部出身のみなさんにも来て頂けたら、うれしい」と、竹原さんは今回のイベントについて東京在住の親族や知人らに情報を発信してもらえるよう、市民らに協力を呼びかけている。

竹松うどん店
東京でのイベントに出店する竹原さん(左)と妻の妙さん=志賀郷町で


2011.10.21pickup02

不戦の誓い新たに

600人参列し戦没者追悼式

戦没者追悼式

市内の各地区を代表して献花をする遺族ら(里町で)

市主催による平成23年度の「市戦没者追悼式」が20日、里町の府中丹文化会館で行われ、出席した遺族ら約600人は戦争という悲劇を再び繰り返すことのないよう誓いを新たにした。

式では、出席者全員で黙祷(もくとう)を捧(ささ)げたあと、山崎善也市長の式辞があり、続いて木下芳信・市議会議長や遺族を代表して川北千代子さん(84)=岡町=ら4人が追悼の辞を述べた。

川北さんの夫は、ミャンマー(旧ビルマ)で戦死。遺骨などはないが唯一、「夫が書き残した遺書が2人をつなぐ道しるべとなり、憤りと悲しみを胸に秘めて戦後を生きてきました。昭和51年から始めたミャンマーへの慰霊巡拝は今では私の生きている証しとなり、素晴しい生きがいになりました」と語った。

追悼の辞のあと、来賓や市内地区の遺族代表らが壇上の献花台に白菊を献花した。



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