2011.04.18pickup01

私市円山古墳 埴輪壊される

本紙記者が取材中に発見

公園整備には市民からの浄財も

埴輪壊される

壊れた複製埴輪の修復に当たる市職員ら(私市町で)

 「市民の厚意が詰まった公園での心無い行為は許せない」―。私市町の私市円山古墳公園の墳丘部に設置されている円筒埴輪(はにわ)のレプリカが人為的に壊されていることが13日、分かった。同公園は、高速道路の建設に伴う発掘調査で府内最大級の円墳であることが判明してから、市民らの要望などによって保存が決まり、整備されて平成5年5月にオープンした。897基ある円筒埴輪の中には、市民からの浄財で購入されたものもある。公園を管理する市教委は15日、綾部署に被害届を出した。

 昭和62年、舞鶴自動車道(当時)のルート上にあった私市町の標高94㍍の小高い山で発掘調査が行われた。その結果、墳丘部の直径が約70㍍ある円墳と分かり、墳頂部からは鉄製の甲冑(かっちゅう)や鏡なども出土した。

 当時、日本道路公団は山を削り取って道路を造る工法を予定していたが、古墳の発見に伴ってトンネル工法に変更した。この計画変更を受け、市は古墳の復元を主にした整備事業を平成3年度から行った。

 その際、郷土史家の木下礼次さん(故人)を会長にした市民団体「私市円山古墳整備促進協議会」が発足。古墳の復元を応援しようと、募金活動を行ったところ、市民らから約920万円が寄せられた。浄財の一部は円筒埴輪136基分の購入費にも充てられた。

 また、同協議会は、墳丘部の整備に必要となる葺石(ふきいし)の提供の呼びかけも実施。6500個の石が集まり、その中には寄贈者の名前が書かれたものもあった。同協議会が市に寄贈した石は、約6万個の葺石の一部として使用されている。

 同公園には、あやべ市民新聞社が創刊10周年の記念事業として平成5年に寄贈した48本の桜(100万円相当)も植えられている。本紙記者が13日午後3時すぎ、桜の開花状況を見るため現地へ行くと、複数の埴輪が壊れているのを偶然発見し、写真に納めた。

 翌14日午前、本紙記者が埴輪の破損について市資料館に問い合わせると、地元に住む同公園の管理者から13日夕に破損の報告があったという。

 埴輪は硬質の磁器製。壊された12基の埴輪の近くには、はがされた葺石が落ちていた。管理者が11日に巡回した時には埴輪に異常はなく、12日以降に壊された可能性が高いと考えられている。

 オープン以降、同公園では1、2基の埴輪が壊れたことがあったが、今回のように多数の埴輪が一度に破壊されたことはなかったという。

 13日午後には、市資料館の近澤豊明館長ら市職員3人が接着剤で修復作業をした。埴輪1基の価格は5万円。市教委は14日段階で警察への被害届を出さない方針だったが、「綾部市のシンボルとして親しまれている私市円山古墳での心無い行為に対して、しかるべき処理をすべき」という判断で、15日に被害届を提出したという。



2011.04.18pickup02

市が太陽光発電に補助金

一戸当たり最大で12万円

 市は、住宅用太陽光発電システムを設置する個人に費用の一部を補助する。今年度の新規事業として480万円の予算を組み、市として初めて取り組む。自然エネルギーの有効活用を促進し、地球温暖化対策を推進する。

 対象となるのは、太陽光発電システムを市内に居住、または居住しようとする住宅に設置する個人▽平成23年4月以降に国から補助金の交付決定を受けている▽市税の滞納がない―で、すべての要件を満たすことが必要。システムを設置し、国の補助金交付確定通知書を受けてから半年以内に申請しなければならない。

 補助金額は一戸につき公称最大出力1㌔ワット当たり3万円、限度は4㌔ワットで12万円。申請書は、野田町の市クリーンセンターで配布しているほか、市のホームページからプリントアウトできる。このほか、市税の完納証明や国の補助金交付決定通知書の写しなどが必要。

 問い合わせは市環境保全課(電話42・1489)へ。



2011.04.15pickup01

電気自動車の充電器新設

府が府綾部総合庁舎の敷地に

充電器新設

府綾部総合庁舎に設置された急速充電器(川糸町で)

 川糸町の府綾部総合庁舎の駐車場の一角にこのほど、電気自動車用の急速充電器が設置された。太陽光発電装置も付けられ、発電した電気は充電器の電源の一部にも充てられるようになっている。

 府は電気自動車の本格普及に向け、平成21年度から府内全域で充電インフラの整備を進めている。今年4月8日から新たに供用開始された太陽光発電付き急速充電器は11カ所、普通充電器(200ボルトコンセント)は7カ所。

 府内にある急速充電器は民間設置分6カ所を含め23カ所、普通充電器は13カ所になった。綾部市内では、睦寄町のあやべ温泉に普通充電器が設けられている。

 府綾部総合庁舎を除く、府が太陽光発電付き急速充電器を新設した府内の施設は次の通り。

 丹後あじわいの郷(京丹後市)ショッピングセンターマイン(京丹後市)宮津市民体育館(宮津市)農匠の郷やくの(福知山市)美山町自然文化村河鹿荘(南丹市)丹波マーケス(京丹波町)ガレリアかめおか(亀岡市)クロスピアくみやま(久御山町)けいはんなプラザ(精華町)イオン高の原ショッピングセンター(木津川市)



2011.04.15pickup02

紫水ケ丘などにソーラーライト

市が府の補助で計18基設置

ソーラーライト

紫水ケ丘公園内に設置されたソーラーライト(味方町で)

 太陽光発電装置と照明が一体型になった街路灯「ソーラーライト」がこのほど、味方町の紫水ケ丘公園など市内4カ所に計18基設置された。

 府は、省エネ型のソーラーライトを整備する市町村に対し、その経費を補助する「省エネ・グリーン化推進地域エコ活動支援事業」を平成21年度から始めた。この補助を受け、市は22年度に整備事業を行った。

 ソーラーライトの設置場所と設置数は、上杉町の市総合運動公園に6基、城山町の市高倉公園に3基、渕垣町の市渕垣グラウンドに1基、紫水ケ丘公園に8基。総事業費は約1780万円で、府の補助率は100%。



2011.04.13pickup01

東日本大震災から1カ月

今後はマンパワーが必要

市社協職員が見た被災地の現状

 市社協職員の山下宣和さん(42)が3日から10日まで、東日本大震災の被災地である宮城県山元町へ同町社協のサポート要員として派遣された。山下さんは「山元町に関しては、物資はある程度そろってきている。これからは、マンパワーが必要となってくる」とボランティアの必要性を訴えている。

 全国社会福祉協議会連絡会は、被災地にある社協のサポートを行っており、近畿地方の社協は宮城県内にある社協の支援をすることになっている。山下さんは、京丹波町や長岡京市の社協職員とともに山元町に入った。

 同町は県南部にあり、福島県との県境に位置する太平洋に面した町。人口は1万6千人ほど。山下さんは災害ボランティアセンターでのボランティア受け付けなどの仕事をした。

 震災当初は立ち入り禁止区域が多く、ボランティアのニーズも避難所での被災者の支援など限られたものだったが、1カ月が経過し立ち入り禁止区域も少なくなったことで、個人の住宅の片付けなどのニーズが増えてきているという。

 現在、ボランティアの中心となっているのは県内の大学生や操業を中止している企業の社員など。しかし、春休みが終わったり、企業の操業が再開されると、活動が出来なくなることが予想される。

 このため、山下さんは現地の一日も早い復興のために、一人でも多くのボランティアが必要になってくると考えている。

 しかし、「ボランティアの受付状況は市町村によって異なるため、宮城県社会福祉協議会のホームページなどで、詳しい状況を調べてから行ってほしい」とも。

 同町は死亡か行方不明、町外脱出などにより、人口が震災前の半分ほどになっており、町自体が今後存続するかどうかも分からない状態。

 山下さんによると被災者らが最も恐れているのは「被災地への関心がなくなること」。「どんな形でもいいから、現地を見てほしいという声も少なくなかった」と被災者の心情を代弁する。



2011.04.13pickup02

被災地まで届いて!

寺町の正暦寺で慰霊の鐘

慰霊の鐘

大地震発生時刻に合わせ、慰霊の鐘をつく玉川滋子さん(寺町で)

 寺町の真言宗正暦寺(玉川正信住職)は11日、東日本大震災の犠牲者らを慰霊する鐘をついた。本山の意向も受けて行ったもので、当日は午後、寺を留守にした玉川住職に代わって妻の滋子さんが午後2時46分から7回、「被災地まで鐘の音が届いてほしい」という気持ちを込めてついたという。



2011.04.11pickup

四方氏 雪辱を果たす

「新たな戦い」山崎市長と連携で

投票率61・54% 有効投票数の過半数獲得

四方氏 雪辱を果たす

喜びが爆発した四方陣営では、山崎市長らと万歳が繰り返された(相生町で)

 府議会議員一般選挙の投・開票が10日に行われ、40年ぶりに4人が立候補した綾部市選挙区(定数1)では、府議選2度目の挑戦となった自民党公認の新顔、四方源太郎氏(37)が初当選。4年前の敗戦の雪辱を果たした。投票率は61・54%で、3人が立候補した4年前の前回と比べて2・49ポイント下がった。それでも四方氏は有効投票数の半数を超える9494票を獲得し、前回の得票数より2104票を上乗せした。現職の佐々木幹夫氏(61)=無所属、民主党推薦=は再選を果たせず、斉藤信吾氏(60)=共産党公認=と森本征男氏(72)=社民党公認、国民新党推薦=の新顔2人は力が及ばなかった。

 当日の有権者数は3万214人で、投票者数は1万8594人。うち期日前投票をした人は2924人で、全投票者数の15・7%を占めた。有効投票数は1万8370票、無効投票数は224票だった。

 佐々木氏は前回、9184票の得票数で初当選したが、今回は6676票で前回より2508票減った。斉藤氏の得票数は1594票、森本氏の得票数は606票。市選挙区の供託金没収点は1837票だった。

 午後10時の開票速報(開票率97・34%)で「四方源太郎9400票」の発表があると、相生町の四方陣営の選挙事務所は「ウオォー」という大歓声に包まれ、支持者らが抱き合って喜ぶ姿が見られた。

 しばらくして、「源ちゃん、源ちゃん」というコールの中、支持者たちに握手攻めに合いながら四方氏が到着。出迎えた山崎善也市長らと、がっちり握手をし、鹿子木旦夫・選対幹事長の発声で万歳が繰り返された。

 花束贈呈などのあと、四方氏は「この4年間、たくさんのお支えを頂いて本当にありがとうございました。厳しい選挙戦でしたが、山崎市長としっかり連携をして、これからの4年間、御恩返しができるように、新しい戦いを始めさせて頂きます。これからも引き続き、厳しいご指導をお願いします」とお礼の言葉を述べた。

 続いて山崎市長が「私の市長選からのシリーズの締めくくりの選挙だったが、綾部が一つになる第一歩が踏み出せた。しっかりスクラムを組んで『住んでよかった綾部』のため、一生懸命頑張ります」と祝辞を述べた。

 谷垣禎一・自民党総裁や山田啓二府知事などからの祝電が披露され、四方源太郎後援会顧問団の森永功代表の発声でお茶で乾杯。閉会後も四方氏は、集まった多くの支持者らと笑顔で握手を繰り返していた。

四方源太郎氏(37)=自民新・当選1
 職業=国会議員秘書▽現役職=NPOあやべ福祉フロンティア副理事長、ユニセフ京都綾部事務局長、るんびに苑理事、市消防団員▽過去役職=綾部幼稚園PTA会長、大学講師▽最終出身校=三重大学卒▽住所=並松町

府議選の開票結果
当 9,494 四方源太郎 自新
   6,676 佐々木幹夫 無現
     1,594 斉藤 信吾 共新
      606 森本 征男 社新
有効投票数 18,370
無効投票数    224
(市選管最終発表、敬称略)



2011.04.08pickup01

4人による激戦 10日に審判

4.10府議選 市選挙区

前回比76%増の1552人 7日現在の期日前投票

 府議会議員一般選挙は、いよいよ10日に投開票が行われる。40年ぶりに4人が立候補した綾部市選挙区(定数1)では、各陣営とも終盤を迎え、「最後のお願い」に力が入っている。

 立候補しているのは届け出順で、斉藤信吾氏(60)=共産党公認▽佐々木幹夫氏(61)=無所属、民主党推薦▽森本征男氏(72)=社民党公認、国民新党推薦▽四方源太郎氏(37)=自民党公認―の4人。

 10日の投票は市内40カ所の投票所で。うち第1投票所は綾部幼稚園、第13投票所は西八田小学校、第25投票所は湯殿作業所に変更される。投票時間は午前7時から午後8時(第19投票所の黒谷資料館と第40投票所の老富会館は午後7時)まで。

 綾部市選挙区の開票は、宮代町の日東精工体育館で午後9時半から行われる予定。市選管は同10時半の結了を見込んでいる。

 3月31日現在の市内の有権者数は3万575人(男1万4430人、女1万6145人)。市役所本庁舎1階の会議室で受け付けている期日前投票は、2日から7日までの6日間で有権者の約5%に当たる1552人が行った。4年前の府議選の同時期と比べると、672人増となっている。期日前投票は9日までで、投票時間は午前8時半~午後8時。



2011.04.08pickup02

新1年生は計263人

市内10小学校で一斉に入学式

入学式

入学式の会場の体育館に入場する豊里小の新1年生たち(8日午前9時半頃、栗町で)

 8日は市内の10小学校で一斉に平成23年度入学式が行われ、合計263人が新1年生となった。このうち栗町の豊里小学校(山口幸子校長)では26人(男子15人、女子11人)が小学校生活の第一歩を踏み出した。

 新1年生たちは上級生や保護者らに見守られながら少し緊張した面持ちで体育館に入場し、式に臨んだ。一人ひとりの名前が呼ばれ、山口校長が入学認定をした。

 式辞で山口校長は「まなび えがお げんき」という同校が目指す児童になるよう「話を聴き、あいさつをして、早寝早起きを心がけましょう」と新入生たちにアドバイスした。

 6年生の酒井克実君と村上沙英さんも歓迎の言葉を述べて、26人の後輩たちを温かく迎えた。



2011.04.06pickup01

上林禅寺で「木彫展」

精巧な仏像、来場者魅了

渋谷銑一さんが出品

木彫展

木彫展には市内外から多くの来場者が訪れた(八津合町で)

 八津合町の上林禅寺(黒川泰信住職)本堂で2日から3日間、渋谷銑一さん(64)=光野町=の「木彫展」が催された。土、日曜となった2、3の両日は計300人ほどが来場。4日も市内外から訪れた多くの人が、細部にまで巧みに彫られた仏像作品に見入っていた。

  今回の木彫展は、渋谷さんと親交が深い黒川住職が、京仏師も精度の高さを評価する渋谷さんの作品を「上林の人たちに見てもらいたい」と企画した。

  出品された作品は40点余り。作品の中には不動明王像や地蔵菩薩像、達磨大師像、厨子に入った釈迦如来像などがあり、光背や螺髪の細かい部分まで見事に表現されていた。このほかに碁盤を挟んで対局するカエルの作品も展示された。

  同寺には奈良県や京都市、姫路市などからも来場者があり、作品にカメラを向けたり、関心を持った仏像の前にしばらく座り込んで眺める人もいた。

  渋谷さんが趣味で仏像などを作っていることを知っていたという故屋岡町の伊藤茂さん(72)、三ツ江さん(同)夫妻は「これだけの数の立派な仏像を見せてもらったのは初めて」と話していた。



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