新商品「水平くん」コンビニ限定販売
アカツキ製作所
高津町のセブンイレブン綾部高津店で15日から、通常コンビニでは取り扱わないような商品が販売されるようになった。それは主に工事現場で多用されている「水平器」を使ったもの。商品名は「水平くん」で、携帯電話のストラップが付いている。製造しているのは井倉新町の「アカツキ製作所」(小寺哲朗社長)。「『職人さん』の必需品である水平器が一般の方々に受け入れられるかどうか楽しみ」と小寺社長は話している。
大正8年創業の同社は、水平器の国内トップメーカー。これまで培った技術を生かし、精度の高い水平器の製造を続けている。近年、技術職や営業職の社員の平均年齢が30代後半となり、若い感覚で時代のニーズに合った新製品の開発にも手掛けている。
そんな中、同社のPR用に製造したボールチェーン付きの水平器が好評に。そこで同社はボールチェーンをストラップに替えた製品を商品化することにした。
同社の各種製品は、ホームセンターの工具関係のコーナーなどで小売りされている。今回の新商品は綾部商工会議所の仲介によってコンビニでの販売が初めて実現した。
「水平くん」は赤と青、黄の3色あり、価格は500円。現在のところ、綾部市内の同店だけの限定販売となっている。