目標の8千人達成へ
市消防本部 普通救命講習の受講者数
市消防本部が平成7年から始めた普通救命講習受講者が、18日に井倉町の日東精工で開く519回目の講習会で8千人を超える見通しとなった。市は第4次市総合計画の中で、今年度末までの受講者目標を8千人としており、目標を達成する。
市消防本部では「人口の2割が応急手当てを出来るようになれば、劇的に救命率が向上する」と言われていることから、平成7年3月に市内での応急手当普及啓発活動の実施要項を定め、同年12月には1回目の普通救命講習を行った。参加者は12人だったという。
1回の講習時間は約3時間。味方町の市消防本部で定期的に行っているほか、PTAや職場、自治会単位などでの出張講習会も行っている。
当初は心肺蘇生法や止血法などが中心だったが、17年4月の講習会からはAED(自動体外式除細動器)の使用法の実習が中心となっている。
18日に日東精工で行われる講習会は午前9時から正午までの普通救命講習のあと、本田文夫消防長があいさつし、受講者に修了証を発行する。