芥川龍之介「藪の中」をリメイク
花形文化劇場
11月7日に志賀郷で公演
演劇サークル「花形文化劇場」(塩見聡之代表)は11月7日午後6時半から、志賀郷町の志賀郷公民館裏の特設会場で「藪(やぶ)の中~マーダー・ケース・イン・ブッシュ~」を上演する。本番に向け稽古(けいこ)も佳境に入っている。
同サークルはオリジナル作品にこだわり、市内のみならず近隣市でも公演をしている。今年2月には京都市内で開かれたKYOTO演劇フェスティバルに参加して高い評価を受けたほか、同サークルの作品を全国各地の劇団が公演している。
今回の公演は市制施行60周年記念事業として行うもので、芥川龍之介の「藪の中」の時代設定を、平安時代から綾部市制が施行された昭和25年に移した。
ある日、藪の中で男の惨殺死体が発見される。警察は関係者らの事情聴取を始めるが、その証言は食い違うばかり。その時、藪の中で何が起こったのか? なぜ、男は死ななければならなかったのか?果たして事件の真犯人は?―というストーリー。
セットには本物の樹木を使用した藪作ったり、ホールでは使えない機材を使った演出をしたりと、特設会場ならでは演劇になるという。
入場料は1千円。チケットは青野町のブックランドたかくらで扱っている。