住民の知恵と力で市道改修
下八田自治会 市から資材支給受けて
下八田自治会(四方克己会長、102世帯)は今、市からU字管40本余りや土嚢(どのう)460袋の資材支給を受けて、地元の市道下八田中央2号線の拡幅改修工事に取り組んでいる。
現場は国道27号の下八田陸橋交差点から中丹広域農道に少し入った南西側で、工事区間は85メートル余り。
同市道は生活道として利用されているが、幅が約2メートルと狭く、路肩が崩れて車が脱輪する事例が増加。市に改修を要望するなど地元では20年来の懸案事項だった。
2度目の自治会長を務める四方会長らが住民との協議や市などへの要請を行い、住民らの知恵や労力を結集して今回、実現の運びとなった。
工事期間は今月16日から11月4日までの予定。作業は土・日曜だけでなく平日も行っており、住民延べ約80人の出役を見込んでいる。
市道の側溝を更に山側に移してU字管を設置したり、土嚢を積んで土を載せて固め、幅員を3メートルほどに広げる作業に汗を流している。
また、個人所有の建設機械を使う人や赤土を提供する人らもあり、住民挙げての取り組みとなっている。
四方会長は「みなさんの協力で工事が順調に進み、今月中に完了する見込み」と言う。来年3月頃には、市から支給される砕石を道路に敷く予定。