2010.10.18pickup01

スロヴァキア放送交響楽団が来演

11月17日に府中丹文化会館で

市など 市制60周年記念で開催

スロヴァキア放送交響楽団

スロヴァキア放送交響楽団の公演チラシ

 都市部と異なって地方に住む人は、外国のフルオーケストラの生演奏に触れる機会は「皆無」と言ってもいいほどだ。そんな中、中欧を代表するオーケストラとして高く評価されているスロヴァキア放送交響楽団の演奏会が11月17日、里町の府中丹文化会館で開かれる。演奏曲はクラシックの人気曲ばかりで、入場料も宝くじの助成によって手軽な料金が設定されている。当日は、「文化の秋」を体感できる場になりそうだ。

 中丹文化会館が開館した昭和58年以降、外国のオーケストラのフルメンバーによる演奏会が行われるのは、平成19年11月のチェコ国立ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団に続いて2回目。主催は市と市教委、府中丹文化事業団、府、自治総合センターで、市制施行60周年記念事業の一つとなっている。

 1929年に設立され、約80年の歴史を持つスロヴァキア放送交響楽団は、スロヴァキアの首都・ブラチスラヴァを拠点に世界中で活動している。日本での公演は13年ぶり3回目。

 同交響楽団の首席指揮者でもあるマリオ・コシックさんも今回、オーケストラのメンバーたちとともに来日する。中欧諸国で新鋭指揮者として注目されているコシックさんがタクトを振る曲は3曲。

 シューベルトの交響曲第8番「未完成」とベートーベンの交響曲第5番「運命」、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」の3曲。いずれもクラシックに疎い人でも、一度は耳にしたことがあるような曲ばかりとなっている。

 当日は開場が午後6時、開演が同6時半。宝くじの助成で入場料は特別料金となっており、指定席が3千円、自由席が一般2千円、高校生以下1500円。当日券はいずれも500円増し。

 問い合わせは中丹文化事業団(電話42・7705)へ。

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