人権の大切さ再認識
「ハートフルフェスタinあやべ」
本社後援
「ハートフルフェスタinあやべ(市制施行60周年記念・人権啓発フェスティバル)」(京都人権啓発推進会議・府・市など主催、あやべ市民新聞社など後援)が7、8日の両日、西町1丁目のI・Tビルで開かれ、来場した多くの市民らが犯罪被害者シンポジウムやアンパンマンショー、講演会といった催しや各種展示、相談会などで人権や思いやりの大切さなどを再認識した。
うち8日午後からの講演会には約160人が来場。ひよこ合唱団の合唱に続き、山崎善也市長らのあいさつのあと、人権擁護委員らによる人権啓発や相談会などの活動報告が行われた。
講演会では、歌手で保護司、篤志面接委員でもある千葉紘子さんが「心の扉を開けて~一人ひとりの輝きを見失わないで」の演題で話した。
少年院の少女との面会体験などから、非行に走る子には孤独感や社会への不適応、幼児性、被害感情が強く、自己肯定感が弱いなどの特徴があるという。
千葉さんは、成長していくためには「人から愛され、大切にされた経験がものを言う」「大人になるというのは愛する側に回ることで、人権は愛されることだけでなく、愛することが大事」とアピール。自らのヒット曲「幸せとんぼ」と「折鶴」を熱唱し、大きな拍手を受けた。