知事が綾部で意見交換
「明日の京都」をテーマに
府主催の「未来をつむぐ『明日の京都』ビジョン あなたとつむぐ府民交流会in中丹」が7日、里町の市中央公民館で山田啓二知事が出席して開かれた。
府は、府政運営の基本となる「明日の京都」ビジョン作りを進めている。中間案を基にビジョンの概要を説明するとともに、地域住民の声をビジョンに反映するため、今回の府民交流会を企画した。
「明日の京都」ビジョンは、行政運営の基本理念・原則となる「基本条例」▽10年、20年先を展望した「長期ビジョン」▽4、5年の期間に達成する具体的な「中期計画」▽山城、南丹、中丹、丹後の各地域で特色を生かした振興を図る「地域振興計画」―の4つで構成されている。
府中丹地域戦略会議座長の井口和起さんがコーディネーターを務めた意見交換では、綾部市内の女性が子育て中の母親、舞鶴市内の男性が農業者それぞれの立場で山田知事に思いを伝えた。
また、来場者からは「空き家が目立ち、荒廃状態」という府営住宅の改善を求める声が出された。山田知事は府内で試験的に取り組んでいる実例も挙げながら、「これからは府営住宅と地域が一体となった施策が大切」とした。