都市計画マスタープラン
市都計審 原案通り答申
市都市計画審議会が18日、市役所第1委員会室で開かれ、市が約2年間かけて策定作業を進めてきた「都市計画マスタープラン」を原案通り承認された。年内に策定される同プランは、市が今年度から検討を始めた都市計画道路の見直しや、平成27年度の都市計画の区域区分(線引き)の廃止に向けた手続きを行う上での基本方針となる。
都市計画に関する事項を調査、審議する同審議会は、学識経験者や市議会議員、関係行政機関の職員、市民らで構成。市は今後、審議事項が増えることから条例を改正し、12人だった委員数を15人以内に変更した。
今年4月に任命された委員は14人。今年度1回目となったこの日の審議会では、議事に先立ち、会長に尾上亮介・舞鶴工業高等専門学校教授、会長職務代理者に塩田展康・綾部商工会議所会頭を選んだ。
議事では、市がまとめた「都市計画マスタープラン」の最終案について市職員が説明。委員からは「線引きを廃止した場合、地価はどうなるのか」「マスタープランをどう推進させるのか」という意見が出された。
マスタープラン案に対して委員の異議はなく、同審議会は原案通り市長に答申した。