2013.12.13pickup01

3Dプリンターの活用法は?

綾部商議所がセミナー

北部産業技術支援センターで

綾部商議所が北部産業支援センターで3Dプリンターの活用法のセミナーを開いた。

綾部の施設で利用できる実際の3Dプリンターを見学する参加者ら(青野町で)

 綾部商工会議所と府中小企業技術センターによる「3Dプリンター活用セミナー」が11日、青野町の北部産業技術支援センター・綾部で開かれ、製造業を中心とした市内10社の社員ら13人が、ものづくりに活用できる可能性がある3Dプリンターの活用方法などを学んだ。

 3Dプリンターとは、3次元の設計図面データを基にして立体モデルを作成できる機械のこと。綾部の施設には平成19年の開設当初から1台があり、1時間3千円(各種割引あり)で利用できる。昨年度の利用は4件(計25時間)にとどまるが、近年の関心の高まりから、利用に関する相談は増えているという。

 今回は地元で利用できる有効な機械を今後のものづくりに活用してもらおうと、同会議所などが初めて講習会を企画した。

 この日は、同センター基盤技術課副主査の宮内宏哉さんが講師を務め、3Dプリンターの概要や種類、特長や課題などについて説明。 

 十数万円で購入できる安価な機械もあるが、3次元CADと呼ばれるシステムがないと利用できないことや、造形する方法や材料によって特徴が異なることなどを紹介。来年3月には京都市内の同センター本所に最新の装置を導入する予定であることなどもPRした。

 参加者らは綾部の施設にある実際の3Dプリンターも見学。「材料となる樹脂の価格は」「安い機械ではどれくらいの作業ができるか」など、今後の事業に反映させようと積極的に質問していた。 

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