2013.12.09pickup02

東八田小に奨励賞

全日本学校歯科保健優良校表彰で

児童のむし歯、一人平均0.05本

歯の保健優良校

歯の保健優良校として受賞した表彰状を手にする村上講師(上杉町で)

 平成20年度から毎週1回のフッ化物洗口を欠かさないなど、歯の健康づくりに意欲的に取り組んでいる東八田小学校(上杉町、室木明美校長、69人)がこのほど、日本学校歯科医会の全日本学校歯科保健優良校表彰で奨励賞を受賞した。

 同校では毎日給食後に、放送委員会の児童たちが歯磨きソングを放送するというユニークな方法で、食後の歯磨きの意識付けをしている。

 学年ごとの取り組みでは、4年生以下の児童たちは歯科衛生士による歯磨き巡回指導を受けている。5、6年生に対しては養護教員の村上明世講師が歯の模型や染め出し剤を用いて、歯肉炎の予防や奥に生えて磨きにくい「大臼歯(だいきゅうし)」の磨き方をしっかり指導してきた。

 そうした取り組みによって全校児童のむし歯の数は少なく、一人当たり1本に満たない0・05本という効果も表れている。更にむし歯の処置に関しても対応が行き届いていることなどから、今回の表彰につながった。同校は昨年も府歯科医師会から学校歯科保健優良校に選ばれた。

 6日夕には室木校長と村上講師が市役所を訪れ、山崎善也市長と足立雅和・市教育長に奨励賞受賞を報告した。

 村上講師は、「歯磨きなどは学校の指導だけでなく、家庭や更には就学前から子どもたちに身についているように思う。今後も家庭と連携して歯の健康づくりを進めたい」と話していた。

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