「二王の水車」周辺に北山台杉3本を植樹
奥上林地域振興協議会
今春、睦寄町の二王公園内に完成した「二王の水車」の周辺で1日、奥上林地域振興協議会(橋本正己会長)によって北山台杉3本が植樹された。
同協議会では2年前に策定した「第2次奥上林地域まちづくり計画」に基づく観光振興事業として、水車小屋の再現と国宝・二王門(睦寄町)周辺の景観整備に取り組んだ。
水車小屋は直径4㍍の水車を備えた広さ約13平方㍍の木造。水車小屋は、かつての農村風景を彷彿(ほうふつ)させている。景観整備では光明寺の駐車場脇にアジサイとソメイヨシノを植えた。
今回、同協議会は市興農会議から北山台杉3本の寄贈を受けたことから、二王の水車と景観整備の2つの事業の完了を記念し、植樹を計画した。
行事には奥上林地区の自治会長や地域住民、来賓含め約30人が出席した。橋本会長と「あやべ温泉」などを運営する3セク会社「緑土」の平方昌也社長、市定住交流部の永井晃部長の3人が水車小屋のそばに2本と駐車場に1本を植えた。
植樹後、地元の女性たちが新米を用いて手作りしたおにぎりと豚汁を出席者にふるまった。おにぎりに使われた米約120㌔は、水車を使って精米されたものだった。