2013.06.12pickup02

「土曜日活用」実践研究校

上林中、林業の課外学習

上林中学校の生徒らが京都丹州木材市場などで課外授業

入荷した木材が並べられている丹州木材市場で伊東さん(左)の話を聴く上林中の生徒ら=小畑町で

 今年度、府教委から「土曜を活用した教育の在り方実践研究事業(土曜日活用)」の研究校に指定されている上林中学校(八津合町、榊原正純校長、21人)の全校生徒たちは、土曜だった8日、小畑町の京都丹州木材市場などで「林業」をテーマにした課外授業に取り組んだ。

 土曜日活用とは、これまで授業時間中に行っていた体験活動や学力補充の取り組みを、保護者や地域住民の支援・協力を受けながら、土曜日の午前中を利用して行うもの。通常の授業時間を最大限確保しながら、ゆとりを持って学習活動をすることが狙い。

 今回の土曜日活用には、榊原校長を始め教職員や保護者も参加。生徒たちは最初に、五泉町の山林にある市森林組合の作業場に足を運んだ。

 ここでは同組合職員から、木の伐採作業に使用する機械のハーベスターやチェーンソーを見せてもらいながら、木を切る方法も教わった。

 続いて生徒たちは、「切り倒された木はどうなるのか」という観点で今度は、京都丹州木材市場を訪問。京都丹州木材協同組合の伊東昌紀さんから、同市場の業務や木材が入荷する流通の仕組み、木材価格の移り変わりについて話を聴いた。

 更に伊東さんの案内で入荷した木材が数多く並ぶ市場内を見学した生徒たちは、伊東さんに質問をするなどして、知識を深めていた。

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