京都の「家族会」との交流も
市精神保健家族会が研修会
市精神保健家族会(SUNせせらぎ会、木村勤会長)はこのほど、京都市内で研修会を行い、精神障害者の就労の場になっているリサイクルショップを視察したほか、京都市内の「家族会」と意見交換しながら、交流した。
研修会には会員とボランティア合わせて8人が参加。最初に「NPO法人さまさま」が運営するリサイクルショップ「楽々堂」を訪問した。
同店では市民らから提供された物品の整理や仕分け、販売などを精神障害者が分担して行っていることなど、三木佐和子施設長から話を聴いた。
このあと、参加者は精神障害者の家族らで作る「京大みのり会」の会員らと交流。同じ立場の家族同士ということもあり、活発な話し合いが行われた。
今回の研修を終えて木村会長は、「楽々堂では、地域密着と地域奉仕を主点に置いた活動が行われていることに感銘を受けた」と感想を述べたうえで、今後の活動について「綾部でも活動の原点に戻り、まず本人と家族が精神疾患について正しい知識を持ち、情報交換しながら、互いに支え合えるような会にする思いを新たにした」と話していた。