再興20回目の「お田植式」
7日、綾部八幡宮で
宮代町の綾部八幡宮(奈島正倫宮司)で7日に行われる春季大祭で、今年も「お田植式」が奉納される。地域の五穀豊穣と安寧を願って約210年前に始まり、一時途絶えていた「お田植式」が復活されたのは平成6年から。今年は再興20回目となる。
「お田植式」は、「田起こし」や「田すき」「田ならし」「種まき」「水あて」「苗取り」などのあと、「田植え」に至るまでの昔ながらの農作業が演じられる伝統民俗芸能。
「お田植式」は、平成23年11月に綾部で開催された国民文化祭の「シンポジウム里山」のオープニングで上演されたほか、昨年9月に里町の府中丹文化会館で開かれた綾部地区敬老会でもステージ発表された。
春季大祭当日は午前10時から式典が執り行われ、本殿前の特設舞台で「お田植式」が奉納されるのは同11時から。奉納後、餅まきもある。お田植式保存会実行委員会(内藤作郎委員長)は、市民らの来場を呼びかけている。