4棟目の定住支援住宅
市が十倉中町で整備
市は、定住促進事業の一環として十倉中町に整備するUIターン者向け住宅「十倉中町定住支援住宅」の入居者を28日から2月6日まで募集する。入居は4月1日を予定している。
定住支援住宅の整備は、市が所有者から空き家を借り受けて給湯設備などの改修工事をしたあと、入居者に貸し出すというもの。期間は原則3年間。これまで睦寄と上杉、鍛治屋の3町に各1棟ずつ整備した。
4棟目となる十倉中町定住支援住宅は木造平屋建てで、延べ床面積は169平方㍍。ダイニングキッチンや和室6部屋などを完備している。家賃は月額3万円(入居時に敷金9万円が必要)。申し込むには年齢などの条件がある。
一方、これまでに整備した3棟の住宅にはそれぞれIターンした家族が入居。地域ともとけ込み、順調な生活を送っている。
睦寄町の住宅には23年12月、岡山市の40代と20代の夫婦が入居。専業農家を目指して現在、男性は農夢で研修中だ。
上杉町の住宅には昨年4月、福知山市から結婚を機に30代の夫婦が引っ越し、男性は内装関係の仕事に従事している。
鍛治屋町の住宅には11月、京都市内から子ども2人を含む4人家族が入居。夫婦で専業農家を希望しており、男性(38)は西坂町で農業研修を受けている。
十倉中町定住支援住宅の申込書と募集要項は市役所西庁舎2階の定住促進課で配布しているほか、市のホームページからダウンロードもできる。問い合わせは市定住促進課(電話42・3280代表)へ。