2012.10.12pickup01

廃校の有効利用考えよう

綾部で全国廃校活用現地センター

全国廃校活用現地センター

市里山交流研修センターの幸喜山荘で開かれたセミナー(鍜治屋町で)

児童・生徒数の減少などに伴って廃校になった学校施設の有効な活用方法について考える「全国廃校活用現地セミナー(近畿地区)in京都」が11日、鍛治屋町の市里山交流センターで開かれた。

財団法人・都市農山漁村交流活性化機構(理事長=今村奈良臣・東京大学名誉教授)は今年度、6月の九州地区を皮切りに5カ所で同セミナーを計画。近畿地区では、平成11年3月に閉校になった豊里西小学校の跡地で都市農村交流の活動拠点として活用されている同センターが会場となった。

セミナーには、東京や山梨からの人も含め府内外から約40人が参加。NPO法人里山ねっと・あやべの新山陽子理事長と同機構の齋藤章一専務理事のあいさつに続き、全国で平成4年から22年までの19年間に廃校になった公立学校6304校の活用状況などが説明された。

このあと、綾部市と滋賀県米原市、兵庫県豊岡市、奈良県宇陀市、和歌山県田辺市で学校跡地を利用しながら、活動している団体の代表らが事例を報告した。セミナー後、交流会も行われた。

翌12日、参加者は「黒谷和紙工芸の里」として活用されている十倉名畑町の旧口上林小学校を見学した。

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