トウモロコシ収穫始まる 畜産センター
位田町の府農林水産技術センター畜産センターで24日から、乳牛の餌(えさ)にする飼料用トウモロコシの収穫が始まった。作業は9月上旬まで続けられ、約120㌧の収穫を見込んでいる。
トウモロコシは、甲子園球場の約2個分に相当する約7㌶の面積で栽培されている。今年は春に行う牧草の収穫が天候不順で遅れ、種まきが6月になったため、トウモロコシの収穫作業の日程が例年と比べて若干ずれ込んだ。生育は順調のようで、高いものは3㍍を超えている。
作業は、特殊な機械を付けた大型トラクターで刈り取って粉砕したあと、フィルムを巻いて梱包(こんぽう)した。この方法によって水分や栄養があまり損なわれず、1年を通して貯蔵できるようになった。このため、食欲が落ちる夏の時期、乳牛にとって大事な餌となっている。