2012.08.27pickup01

住民から様々な意見や要望

都市計画マスタープラン案の説明会

綾部地区では20人余が参加

都市計画マスタープラン

市役所委員会室で行われた説明会(8月22日)

市が先月30日の奥上林地区を皮切りに開いてきた「都市計画マスタープラン案・中間報告」の説明会が、22日の綾部地区を最後に12地区すべてで終了した。参加者数は延べ約230人。市は各会場で住民らから出された意見や要望をプラン策定の参考にすることにしている。

22日夜、市役所委員会室で行われた綾部地区の説明会には20人余りが参加。市の担当職員が綾部市全域を「市街地」「里山田園生活」「自然活用保全」の3つのエリアに分けて整備することなど、同プラン案の概要について説明した。

また、地域別構想案では綾部と中筋両地区が対象となる「中南部地域」での土地利用や都市施設整備、住環境整備、景観形成それぞれの方針についても説明したあと、参加者と市側との間で質疑応答に移った。

参加者からは、昭和30年代初頭に都市計画決定されながら現在も未着手のままになっている道路について「今後、どうするのか」という質問が出された。

これに対し、市側は「昭和60年に都市計画道路の見直しを行ったが、事業展開に至っていない道路もある。マスタープランでの方針を基に都市計画道路の見直し作業に取り組みたい」と答えた。

また、市街地エリアの幹線道路沿いを「都市サービスゾーン」や「沿道サービスゾーン」に指定することに関し、「人口減少で購買力が縮小する中、商業エリアが拡散することによって更に市街地中心部の商業が衰退する恐れがある」といった意見も出された。

このほか、参加者からはJR綾部駅南側の市街地での消防水利の確保や、町の活性化に向けた取り組みについての要望もあった。

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