2012.08.24pickup02

府南部水害の報告も

市災害ボランティアセンター

常設化に伴い、講演会

市災害ボランティアセンター

講演会に参加した市民ら(西町1丁目で)

市社会福祉協議会内に今月から常設された市災害ボランティアセンター(代表=福山保孝・市社協会長)は22日、西町1丁目のI・Tビルで講演会を開き、同センターの運営に対する理解と協力を市民らに呼びかけた。

国内で大規模な自然災害が多発する中、綾部市内で災害発生時にボランティアの受け入れなどの迅速な対応を行い、「被災者の生活復旧を図る」ことを目的に、同センターは常設化された。参画している11団体の関係者らの意識を高め、更に態勢を強化していくため、今回の講演会を開催した。

講演会では初めに福山会長のあいさつのあと、市社協の片岡正純さんが京都府南部で先日発生した豪雨災害での宇治市の災害ボランティアセンターの活動の様子を報告した。

8月13日から14日にかけて降り続いた雨によって、宇治市では2千棟を超える民家などが浸水被害に遭った。そのような状況下で、「災害ボランティアセンターの立ち上げが早かった」ことを、片岡さんは特徴の一つとして挙げた。

同センターが設置されたのは14日午前11時ごろ。社協職員に加え、自発的に参集した住民スタッフたちが手分けしてテントの設営や駐車場の確保、スコップやデッキブラシといった資材の調達などを行い、翌15日からボランティアを受け入れ、泥出しなどの活動が始められたという。

報告のあと、府災害ボランティアセンター副代表の高桑鉄則さんが「今、なぜ災害ボランティアセンターの常設化が求められるのか」をテーマに講演した。

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