柔軟な発想と行動力を
日東精工が14人迎えて入社式
新年度が始まった2日、市内の各事業所では入社式などが行われた。このうち、東証・大証1部上場の日東精工(本社・井倉町、塩田展康社長)でも入社式が行われ、新入社員たちは社会人としての第一歩を踏み出した。
今年の同社の新入社員は高卒4人、短大卒1人、高専卒2人、大卒7人の計14人。この中には、海外展開の一層の強化をにらんで本社採用した外国人留学生1人も含まれている。
新入社員に対して塩田社長は、「今の日本経済は円高、デフレ、少子高齢化、電力不足などで非常に厳しい状況にある。こうした中で我々メーカーは生き残りをかけ、他社よりも一歩先を行く新商品や新技術、更には新しい戦略を実行していかなければグローバル化には対応できない」と語った。
更には、「企業間競争に勝ち抜く、グローバル化に対応するためにも、みなさんの若い柔軟な発想、行動力が重要になってくる。特に今年は『慎重居士(しんちょうこじ)』ではなく、『やるリスク』をとっていこうと進めている。みなさんも自己研鑚(けんさん)に努め、自立できる人を目指してほしい」と激励した。
続いて日東労組の坂本禎人委員長は、「社会の中で得た経験・知識を仕事に置き換えてみる癖を持つこと」など、仕事における意識づけの大切さを伝えた。
このあとは、新入社員を代表して宮田匠さん(24)が誓いの言葉を述べた。