〝野焼き〟での火災相次ぐ
3月27日~29日に3件発生
睦寄町では男性1人焼死
綾部市内で3月27日から29日にかけて火災が相次いだ。いずれも出火原因は、たき火と岸焼きによるもの。乾燥して風の強い日も多いこの時期、市消防本部は火の取り扱いに一層の注意を呼びかけている。
27日の火災は午後3時22分ごろ、十倉名畑町で発生した。個人が休耕田の雑草を焼却していたところ、約1100平方㍍に火が燃え広がった。建物への延焼やけが人はなかった。
29日の火災は午後0時27分ごろ、岡安町で発生。個人が畑の雑草を焼いていたが、その火が隣接する田んぼの法面に燃え広がり、約1500平方㍍を焼いた。けが人などはなかった。
更に同日午後4時ごろ、睦寄町でも火災が発生した。地元住民4人が害虫駆除のため、上林川河川敷で岸焼き作業を行っていた。時折、強風が吹く日で、勢いが強くなった火が燃え広がり、約2千平方㍍を焼いた。
民家への延焼はなかったが、現場で焼死体が発見された。
この時期は、各地で害虫駆除のための岸焼きが行われる。市消防本部では「強風の日は避ける」「水バケツなど消火用具を事前に準備する」といったことを広く呼びかけている。
※記事を抜粋。全文は本紙で