綾高に「京都水づくり賞」
府 由良川での活動など評価
綾部高校(下川篤校長)が、府の「京都水宣言記念・京都水づくり賞」を初めて受賞した。東分校の環境フィールドワークなどを通じて、水に関する情報発信や水辺環境の保全に貢献してきた活動が評価された。中丹地域からは同校だけで、府内全体では8団体が表彰された。
この賞は、平成15年に開催された「世界水フォーラム」の「京都水宣言」の趣旨を踏まえ、水にかかわる優れた活動を行う府内の個人・団体を顕彰し、水に関する府民意識の高揚を図ることを目的としている。
同校東分校では、学校のそばを流れる由良川の水質や水生生物の調査・研究に生徒たちが取り組んでいる。より専門的に学ぼうと、昨年は初めて大学教授を講師に招いた。情報発信の活動として、成果を府学校農業クラブ連盟大会などで発表している。
同校では、新年度もこうした取り組みを継続するほか、新たな啓発活動も計画しているという。