「鳥の目」と「虫の目」を!
山崎市長が市の仕事始め式で強調
市の平成24年「仕事始め式」が4日朝、市役所委員会室で行われ、山崎善也市長は年頭のあいさつで「鳥の目」と「虫の目」を合わせ持ち、物事に対処できるように―と、出席した約150人の市職員に呼びかけた。
山崎市長は世界中があらゆる面でつながりがあることを説明しながら、世界的な視野に立った「鳥の目」と、地域に根差したローカル的な「虫の目」の必要性を強調。「世界で起こっていることが綾部にどんな影響を及ぼすか考え、蓄えた知識を知恵に変え、危機に備えておくことが、我々、行政マンに課せられた役割」とした。
また、京都縦貫道や舞鶴若狭道の「陸のインフラ」と、日本海側の拠点港に指定された舞鶴港の「海のインフラ」の整備に備え、「綾部のまちづくりの『基本OS』ともいえる都市計画マスタープランをしっかり作り上げたい」と述べた。
最後に「私が市長に就任して今年で3年目に入る。この2年間、準備してきたこと、仕込んできたことを形に置き換えていく時期でもある。みなさんの一層の支援、協力をお願いしたい」と語った。
このあと、木下芳信・市議会議長があいさつ。市職員に期待することとして、①大所高所で物事をとらえて考えてほしい②政策立案能力・企画力を高めてほしい③自己研さんに励んでほしい―の3点を挙げるとともに、「市議会としても国政のように政治の喪失、議会の存在が問われることがないよう、議会基本条例の理念に基づいた役割をしっかりと果たし、行政と二人三脚で綾部市の発展に努めてまいりたい」と思いを述べた。