庁舎内を全面禁煙
市が厚労省の通達受けて
屋上など5カ所には灰皿
指定管理者施設も今後検討
市は1日から市庁舎を始め、クリーンセンター、消防庁舎、水道事業所の建物内を全面禁煙にした。厚労省が受動喫煙防止のため、2月に「公共施設など多くの人が集まる場所はなるべく禁煙にするのが望ましい」とする通達を出したため、これを機に市は建物内の禁煙に踏み切った。
このうち、市役所では本庁舎と西庁舎、まちづくりセンターに合わせて7カ所に分煙機を設けていたが、3月31日でこれらの使用を停止した。
当初は敷地内全面禁煙も検討したが、来庁した喫煙者が近隣の道路や民間所有地に吸い殻をポイ捨てされることも考えられるため、景観や防火上の配慮から、建物内だけを禁煙にすることにした。
このため、まちづくりセンターの屋外階段下や庁舎屋上などの雨が降っても大丈夫な場所5カ所に灰皿を設置し、喫煙スペースとした。
また、分煙機がある場所には建物内禁煙を知らせるチラシを張って来庁者への周知と協力を呼びかけている。分煙機は3日に撤去する予定。
一方、市の施設のうち指定管理者制度を導入している施設は、現段階ではそれぞれの管理者の判断に基づいて対応しており、市としての対応は今後検討していくという。