車いす用車の新車両導入
綾部福祉会が作業所通所者用に
社会福祉法人・綾部福祉会(大槻弘和理事長)は、3月30日から新しい車いす用車両を1台導入した。新車両は、物部町のあやべ作業所と生活介護センター「希望の郷」の通所者らの送迎などに活用されている。
同作業所と同センターには合わせて48人が通所しているが、このうち43人が送迎を必要としている。また、車いす利用者も増えている。
同会では28人乗りのマイクロバス1台と10人乗りのワゴン車4台を保有しているが、ワゴン車の1台は老朽化しているのに加え、車いすの乗降ができなかった。
そこで、日本財団の福祉車両配備事業の助成を受けて、新車(約400万円)を購入。新しい車は四輪駆動の普通ワゴン車で、10人乗り。電動式のリフトも付いており、車いす2台を乗せられる。
古和田貞之施設長は「仲間たちの送迎だけでなく、仕事に出かける時などの移動手段に大いに活用したい」と話している。