万願寺甘とう
販売高 2億円を突破
JA京都にのくに 記念大会開く
JA京都にのくに(仲道俊博組合長)が産地化に向けた取り組みを進めている京のブランド野菜「万願寺甘とう」が、今年初めて「出荷量300㌧、販売高2億円」の目標を達成。その記念大会が5日、舞鶴市内で行われた。
万願寺甘とうは元々、舞鶴市内だけで栽培されてきたが、平成16年以降、綾部と福知山両市にも栽培地が拡大。8年目となる今年は中丹3市内の387人が延べ1170㌃で栽培し、10月中旬で目標値に達したあと、11月末の最終出荷量は330㌧、販売高は2億2千万円になった。
大会には同JAの万願寺甘とう部会の会員や役職員らが出席。オープニングでは歌手の奥野ひかるさんがPRソング「たべないな万願寺」などを歌った。
式典では仲道組合長が「目標の達成は生産部会を始め、多くのみなさんの力の結晶。今回の大会を通して、将来に向けて産地の維持と拡大を確認して頂きたい」と述べた。
続いて南忠嗣常務が今年の栽培・出荷状況を説明したあと、長年にわたって産地を守り継いでいる舞鶴万願寺甘とう部会に表彰状が贈られた。
生産者の事例発表のほか、来年の販売戦略や栽培などについて説明されたあと、生産者の確保と生産面積の拡大、栽培技術の向上など5項目からなる「大会申し合わせ事項」を決議した。