消防職員らが救助技術訓練
合同訓練会選考も
市消防本部は9日、味方町の市消防署で救助技術訓練出場選手選考会を行った。救助現場さながらの緊迫した中、参加した消防職員たちは「ほふく救出」と「引揚救助」の2種目で技術とスピードを競った。
例年は、「府消防救助選抜会出場選手選考会」が行われるが、東日本大震災で全国大会・地区大会が中止になったため、今年は他都市との合同訓練会への参加チームを決めた。
ほふく救出は、煙に巻かれて狭い所に倒れている要救助者をロープで救出するもので、4組(一組3人)が参加。上位2組が今月27日に兵庫県美方郡新温泉町で行われる但馬地区消防本部との救助合同訓練に参加する。
引揚救助は、7㍍の高さがある訓練塔を使い、転落した要救助者をロープで塔上まで引き揚げて救助するもので、1組(一組5人)が参加した。目標タイムなどを達成すれば7月8日、宮津与謝消防組合消防本部との合同訓練に参加する。
選考の結果、合同訓練に参加するのは次のみなさん。
ほふく救出=荻野嘉之(28)、井上恭輔(23)、安村直樹(26)、福井豪太(23)、松下海太郎(30)▽引揚救助=堀田純司(27)、西野宏幸(24)、城崎佑甫(24)、井上学(23)、八木辰之助(20)