市が今年度から
消費生活相談 各地に〝出張〟
初回は志賀郷で
市は今年度から市役所の商工労政課内に消費生活センターを開設するとともに、市内12地区の公民館などで出張相談を始めた。1回目は、27日に志賀郷町の志賀郷公民館であり、悪質商法などに関する「出前講座」も催された。
同課では、これまで消費生活に関する相談を電話や担当窓口で受けてきたが、地域住民らの身近な場所で相談できるように毎月1回、公民館へ出張することにした。
27日は志賀郷地区高齢者学級の開催日に合わせて行われた。出前講座で同課の山﨑栄市課長らは、DVDを上映して悪質商法の手口を紹介しながら、断り方や契約を解除できるクーリングオフの方法などを説明した。
高齢者学級の参加者の中には、「突然訪ねてきた業者から、屋根の修理を勧められて困ったことがある」と対処方法を質問する人もいた。
このあと、市職員たちは同公民館で午後4時まで住民からの相談に応じた。来月の出張相談は物部地区で実施される予定。