2011.05.30pickup01

「ふなめ」摘みませんか!

桑園「マルベリーファーム」(位田町)

ものづくりの会 6月5~15日に開園

野菜即売や桑の実酒試飲も

ふなめ

「ふなめ」と呼ばれる桑の実

 NPO法人綾部ベンチャー・ものづくりの会(若山行正会長)の桑と繭のワーキンググループは6月5~15日、位田町の「マルベリーファーム(桑の実農園)」を今年も開園する。綾部を一日楽しんでもらえるよう、市内の観光施設の優待券を配布したり、園内で地元野菜の即売会などを企画している。

 農園は、八田川近くにある荒廃していた桑畑を地権者から借りて整備したもの。広さは約1500平方㍍で、120本余りの桑の木が植栽されている。今も接ぎ木で実のなる木を増やしており、更なる充実を目指している。

 初の試みだった昨年は3日間だけの開園だった。天候が悪かったが、それにもかかわらず来園者は50人ほどあり、中高年者からは桑の実の味を懐かしむ声が多く聞かれた。

 昨年が好評だったことから、今年は期間を11日間に延長。地域発展のためにと、園内にテントを張って野菜の即売や「まゆクラフト工房」の作品の展示・販売、桑の実酒の試飲会を企画。希望者には、観光施設(市天文館パオ、グンゼ博物苑、あやべ温泉)の優待券を配る。

 開園時間は午前10時半~午後3時半。入園には管理協力金として500円が必要で、実を1パック分摘むことができる。

 同会は将来構想として独自の体験教室と併せ、グンゼ博物苑の協力も得ながら、都市部の人をターゲットにした伝統産業文化の体験観光ルートの確立を目指している。

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