〝助っ人〟と一緒に茶摘み
何北、八田2中学校の学校茶園で
日中、夏を思わせる暑さになった19と20の両日、市内2中学校の学校茶園で茶摘みがあり、各校とも生徒や教職員のほか、地域からの「助っ人」も加わり、新芽を手摘みした。両校とも収穫した葉は小西茶業組合に委託して製茶。学校で販売する茶の収益金は、クラブ活動費などに充てられる。
何北中学校(大槻克宏校長、67人)の茶摘みは、物部町の市西部グラウンド近くの茶園で19日に行われた。
今年も物部と志賀郷両地区の自治会連合会や老人クラブ、民生児童委員、あやべ作業所の仲間らが協力し、総勢約150人で作業に当たった。
同校の茶摘みは半世紀以上続く恒例行事。住民の中には中学生の時に学校茶園で茶摘みを経験した人も多く、「学校から茶園まで肥えを運んだこともあった」と話す人もいた。
一方、20日に行われた八田中学校(出野健資校長、82人)の茶摘みには、中学校と〝同居〟している東八田幼稚園(吉田純子園長、32人)の園児たちも参加した。
同校の茶園は、梅迫町の同校の正門前の道路わきと、学校から約1㌔離れた同町内にある。この日、正門前の茶園は1年生27人が担当。生徒たちは「お兄さん」「お姉さん」ぶりを発揮し、作業に励んでいた。