1千冊の本、被災地の子へ
綾部中PTA 市民らから提供受け贈る
東日本大震災の被災地の子どもたちに本を贈ろう―。綾部中学校PTA(荒賀誠会長)がこのほど、会員や市民らに提供を呼びかけていた絵本や児童書などの書籍が1千冊余り集まった。本は4月29日に京都市内の書店へ運ばれ、取り次ぎルートを通して被災地に届けられる。
同PTAは「被災地の子どもたちに読書を通して心を和らげ、将来への希望を持ってほしい」と願い、各家庭で読み終えた本を贈る活動を4月20日から始めた。この活動には日東精工と山崎モータースの2社も協力した。
28日で本の受け付けを締め切ったところ、同校PTAの会員を始め、綾部幼稚園PTAや協力企業、一般市民らから合わせて約1千冊が寄せられた。中には「一人でも多くの皆様に笑顔が戻る事を心よりお祈りしています」というメッセージが添えられた本もあった。
荒賀会長は「提供して頂いた本の数が予想以上になり、みなさんのご協力に感謝しています」と話していた。