2011.04.20pickup01

「以久田野農道」開通

豊里町―栗町間1770㍍

18年の歳月と事業費11億円で

以久田野農道

開通した以久田野農道(栗町で)

 豊里町の府道綾部大江宮津線と栗町の丘陵地にある市道大野線とを結ぶ「以久田野農道」が、このほど開通した。同農道の整備には、18年の歳月と約11億円の事業費を要した。開通に伴い、豊里地区の拠点施設である市豊里コミュニティセンターなどへの同地区の西部地域からのアクセスが便利になった。

 以久田野農道の整備は、「府営一般農道整備事業」として府が平成5年度から着手した。当初は豊里町から有岡町までの4620㍍を整備する予定だった。その後、15年度に事業計画が見直され、区間が豊里町―栗町間の1770㍍、車道幅員が6・5㍍から6㍍に変更された。

 完成した農道の全幅は9・25㍍で、片側に幅員2㍍の歩道も設けられている。総事業費は11億57万円で、負担割合は国が50%、府と市がそれぞれ25%。

 17日に市主催で行われた開通式には、木村学・府中丹広域振興局長や木下芳信・市議会議長、佐々木幹夫府議、清水忠雄・豊里地区自治会連合会会長ら来賓も出席。山崎善也市長のあいさつや来賓祝辞のあと、テープカットに続き、通り初めも行われた。

 同農道の開通に伴い、府道との交差点には信号機も設置された。

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