市民ホールに臨時法律相談所
京都弁護士会 2月~5月に計12回
宮代町の市民ホールで毎月1回、弁護士による無料法律相談が行われているが、2月から京都弁護士会が独自で臨時法律相談所を毎週1回、開設することになった。
現在、毎月第3木曜に行われている無料法律相談は、市が同弁護士会に委託して実施。困り事やトラブルがあって悩んでいる人が、法律上で解決する方法などについて弁護士から助言を受けている。
市は毎回、相談日の1週間前から相談を希望する人を受け付けているが、相談日までに定員の10人に達し、断らざるを得ない時もこれまでにあった。
同弁護士会によると、平成21年度には計11回の法律相談があり、相談総数は101件。1回当たり9・2件の相談を、1件につき20分の時間内で対応しなければならず、担当する弁護士にとって業務が過密な状況となっているという。
綾部市と隣接する福知山と舞鶴両市には、法律事務所を開業している弁護士がいる。また、約2年前からは同弁護士会が法律相談センターを毎週1回、福知山と舞鶴各市で開設している。
しかし、綾部市の市民が綾部市内で弁護士に相談できる機会は限られているのが現状。こういった状況を踏まえ、同弁護士会は綾部市内で試行的に臨時法律相談所を設け、今後の方向性を探ることにした。
市民ホールを会場にした臨時法律相談の開設日は、2月=3日、10日、24日▽3月=3日、10日、24日、31日▽4月=7日、14日、28日▽5月=12日、26日―の計12回。時間は毎回午後1時から同4時20分まで。相談料は40分で5250円だが、収入が一定額以下の人の場合は無料になる。
相談の予約と問い合わせは同弁護士会丹後法律相談センター(電話0772・68・3080=月~金曜の午前9時~午後5時)へ。