柿の木から「竹」が… 広瀬町の松原さん方
柿の木から竹が生えた―。広瀬町の松原亨さん(69)方でこのほど、空洞化した柿の幹内で成長した竹が幹の朽ちた所から頭を出しているのが見つかった。松原さんは「内視鏡のようなものがあれば、幹の中を見てみたい」と興味津々だ。
松原さんが子どもの頃から自宅の裏山にあるという柿の木は、幹の周囲が約1・3メートル、樹齢は100年以上と思われる古木。
根元から3メートル余りの所の幹には割れて朽ちた部分があり、そこから1本のモウソウダケが頭を出し、4、5メートル伸びている。松原さんは、年末に山の手入れをしていてこの珍現象に気付いた。
最初は「どうなってるんやろ」と目を白黒させたが、柿の木の内部から竹が伸びていたため、幹が空洞化していることも分かった。
竹は今月降った大雪で少し曲がったものの折れずに天を向く。柿の木も〝高齢〟にもかかわらず元気で毎年、秋には柿を実らせるそうだ。
松原さんは、柿の木と竹をこのままの状態にしておく予定で、「それにしても、竹はたくましい」と見上げている。