2013.08.21pickup02

南三陸町の子 綾部で夏休み

京都生協の「海と虹のプロジェクト」

志賀郷地区と古屋で

中学生57人 住民らと交流

京都生協の「海と虹のプロジェクト」で南三陸町の中学生57人が綾部を訪れ夏休みのひと時を過ごした。

昼食時に古屋公民館は南三陸町の中学生たちですし詰め状態になった(睦寄町で)

 東日本大震災で被災し、不自由な生活を余儀なくされたり、心に大きな傷を負った宮城県南三陸町の中学生らが17日、綾部を訪れた。中学生らは18日も含めた2日間、志賀郷地区と水源の里・古屋(睦寄町)で様々な体験活動を通して、綾部の人たちと心を通わせた。

 この行事は、「東日本大震災復興支援京都生協職員ボランティア」が企画した「海と虹のプロジェクト」。被災地の子どもたちに、夏休みの楽しい思い出をつくってもらいたいとう思いで、昨年から取り組んでいる。

 今回は16日から20日まで4泊5日の日程で、京都市や舞鶴市、綾部市を訪問する内容で計画。南三陸町からは57人の中学生らが参加した。

 志賀郷地区では住民有志が一行を受け入れた。17日午前、中学生らがバスで志賀郷町の志賀郷公民館前に到着すると、何北中学校ブラスバンド部が音楽演奏で歓迎するなどした。

 被災地の中学生らは、金河内町から志賀郷町までを流れる犀川(約4㌔)を歩いて下る「冒険川下り」にチャレンジしたり、薪(まき)を使う簡易なロケットストーブを利用して、昼食と夕食の調理も体験した。

 夜には向田町の長福寺で催された「向田観音祭り」に足を運び、幻想的な「火文字」も見物した。鍛治屋町の市里山交流研修センターに宿泊した。

 18日に古屋に移動した中学生らは、住民の渡邉和重さんらや古屋の支援団体「古屋でがんばろう会」の人たちと一緒に、地元住民の仕事のお手伝い。

 主に男子は山中でトチの木の群落を鹿の食害から守るための防獣ネット張り。女子は古屋公民館でトチの実の皮むきやトチ餅作りに取り組んだ。

 古屋の女性たちが昼食に手製のおにぎりと豚汁をふるまった時は、公民館内は中学生らですし詰め状態。普段、人口6人の集落は、子どもたちの明るい声で活気に満ちた。

 綾部で2日間過ごした2年生の女子生徒たちは、「火文字を見たのが印象的だった」「トチの実の皮むきは難しそうに思えたけど、うまくできた」などと感想を話していた。

カテゴリー 記事

コメント

コメントを受け付けておりません。