2013.08.21pickup01

東京で綾部里山交流大学

立命大との共催で

市長もビデオで講演

 「最前線は自分でつくる」―。綾部里山交流大学の講座として「フロンティア・デザイン」をコンセプトにしたフォーラムが17日に東京であった。その中で山崎善也市長がビデオで講演し、グンゼの創業精神などを説明しながら、綾部の魅力を首都圏から参加した受講者らにアピールした。

 平成17年から始まった里山交流大学は、これまで鍛治屋町の市里山交流研修センターを中心にした綾部市内で開かれてきた。市は今年度、都市部での開催に対する補助金として150万円を計上。立命館大学大学院社会学研究科との共催で今回、東京で〝出前講座〟が行われることになった。

 フォーラムでは、半農半X研究所代表の塩見直紀さんらも講師を担当。受講者約60人は、新たな時代の可能性を秘めた「フロンティア」(未開拓の領野)として地方を捉え、若い世代が創造性を持ってデザインしていくことについて講義や事例発表、分科会を通して学び、考え合った。

 今回のフォーラムについて立命大産業社会学部の高嶋正晴教授は、「20代から40代前半までの参加が多かった。東日本大震災以降、自分の生き方や働き方を真剣に考える若い人が増えているように感じた」と話していた。

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