ものづくりの会に永井奨励賞
永井大賞と永井賞は該当なし
市の産業振興・発展に多大な貢献をしたり、将来性のある取り組みをしている団体や企業、個人を表彰する「市永井賞」の今年度選考がこのほど行われ、永井奨励賞(副賞30万円)にNPO法人綾部ベンチャー・ものづくりの会(若山行正会長)が選ばれた。永井大賞と永井賞は該当がなかった。
顕彰の対象となったのは「シニアの技術と知識を生かした、地域社会の発展と振興を図る活動」。同会では「農業特産物」「エネルギー」「福祉関連用具」「桑と繭」「機械・工具・機器」の各ワーキンググループ(WG)がそれぞれに特徴的な活動を実践している。
一例を挙げると、「農業特産物WG」では鳥獣被害のないショウガの生産技術を確立。「エネルギーWG」では風力発電や用水路発電などのモデル機を制作。「福祉関連用具WG」では市社協と連携してパーキンソン病患者用ステッキなどを開発。
さらに「桑と繭WG」では観光桑園の整備や養蚕の伝承、桑の実利用商品開発、生糸づくり、繭クラフトなどの事業を実施。「機械・工具・機器WG」では車いす用荷物かけなどを「福祉関連用具WG」と共同で研究開発するなどしている。また今年3月には活動をPRする第1回「ものづくりフェア」も開催し、多くの来場者があった。
授賞式は来年3月に予定されている。