認知症への理解深めよう!
綾部地区5ブロック 合同学習会開く
綾部地区自治会連合会5ブロック(中ノ町、西新町、本町5・6丁目、広小路、新広小路の5自治会) は19日夜、中ノ町公会堂で「認知症学習会」 を開催した。認知症について正しい知識を身に付け、認知症の人と家族を支える地域づくりの推進を目的に、綾部市内でも「認知症サポーター養成講座」が各地で行われている。同講座の受講者数は3300人を超えた。
市街地の中心部にある5ブロックでは、より多くの人に受講してもらおうと、合同で開催することになった。学習会には約50人が参加した。
講師を務めた市社協の山下宣和さんは、認知症が病変によって記憶や理解、計算といった脳の機能が低下する「病気」であることを説明。徘徊(はいかい)や妄想といった症状は、不安や孤独、心身のストレスなどの他の要因によって引き起こされるとした。
また、市社協の職員らが寸劇を通して認知症の人への対応の仕方を紹介。山下さんは対応の心得として、「驚かせない」「急がせない」「自尊心を傷つけない」の3点が大切と述べた。
講座のあと、出席者からは認知症を発症しているかどうかの判断方法についての質問も出ていた。