2010.11.15pickup01

クマ被害避ける方法は?

何北中で市職員が指導

クマ被害

市職員の話を聴く何北中の生徒たち(物部町で)

 12日、物部町の何北中学校(大槻克宏校長)の生徒らが市職員からクマの被害を避けるための話を聴いた。市内では同日までに214件のクマの目撃情報があり、同校は生徒たちの自衛意識を高めるために今回の勉強会を開いた。

 市農林課によると、クマの目撃情報は毎年11月下旬から減る。このことからクマが冬眠に入るのは11月下旬と予想され、あと数週間は予断を許さない状況となっている。

 クマは基本的に非常に臆病な動物で、自ら人間を襲うようなことはない。しかし、出合い頭の場合は自分の身を守るために人間を襲うこともある。特に子連れの母クマの気性は激しく、注意が必要だという。

 出合い頭を避けるためには鈴やラジオなど音の出るものを携帯することが有効で、人間の存在を知らせれば、クマが出て来る可能性は低くなるという。山に入らなくても山の近くに行く場合は、携帯した方がよいと言われている。

 同校の生徒らは市の担当職員から、もしもクマと遭遇した場合、走って逃げるとかえってクマを刺激して危険なことや、なるべく多人数で登下校することで、出合う可能性が低くなることなどを教わっていた。

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