「綾部の小豆は美味で良質」
東京製菓学校の学生ら収穫体験
新庄小豆生産組合(松井基組合長、25人)が坊口町に保有する小豆畑で10月27日、東京製菓学校の学生らが小豆の収穫作業に取り組んだ。
来綾したのは同校の梶山浩司・教育部次長を始め、和菓子科の2年生と卒業生ら合わせて約20人。
同校では同組合が生産した小豆「丹波大納言」を製菓の授業に活用しており、梶山次長は「皮が薄くて味が良いうえ、粒が割れにくく良質」という。
生産者の思いや苦労を肌で感じられるようにと5年前から、和菓子科の学生が綾部を訪れて収穫作業の実習に励むようになった。
また、松井組合長たちも独自の栽培方法で高品質にこだわった小豆作りを進めている。
前作に小麦を栽培し、土地を高度利用して土作りを推進したり有機質肥料の増施などで手塩にかける小豆は、京都市内の和菓子材料店「美濃与」も絶賛する。
今回、学生たちは新庄町と篠田町にも分かれて収穫作業を体験。坊口町では松井組合長の指導を受けながら、小豆のさやを一つひとつ手で摘み取っていた。