車いす手荷物フック
ものづくりの会が考案、作製
市立病院の外来用に取り付ける
NPO法人「綾部ベンチャー・ものづくりの会」(若山行正会長)の「機械工具ワーキンググループ(WG)」(世話役=四方博さん)はこのほど、青野町の市立病院で外来患者らが使っている貸し出し用の車いすに、手荷物が掛けやすいようにフックを取り付ける作業を行った。
発案者は同WGに所属する芦谷福治さん(72)=西坂町。車いすを押す際、手荷物をハンドルにかけると手荷物の下部が車輪に当たるなどの不具合があり、処置に困った経験から工夫した。
器具は、車いすが折りたたみ式であることも考慮し、両方のハンドルを結ぶ鉄パイプが中心で折れる仕組み。安全面を考え、中心部は布で保護されている。その鉄パイプに2カ所、フックが取り付けられている。
この日は、四方さん(68)=有岡町=と芦谷さん、同じくメンバーの岡野正勝さん(68)=小貝町=の3人が作業。事前に製作していた器具をペンチなどで取り付けた。