高齢者が使いやすい オリジナルの電話帳
今秋に全戸配布の予定
綾部商議所の60周年記念事業
綾部商工会議所(由良龍文会頭)は創立60周年記念事業として、オリジナル電話帳の製作の準備を進めている。
高齢者が利用しやすいように文字のサイズを大きくしたり、シンプルなレイアウトにするなど工夫する。約100万円の費用をかけて1万5500部ほど作り、市内の全戸に無料配布する。今月末まで掲載を希望する企業を募っている。
「市民向けのサービスになること」を記念事業の基本に置いた同商工会議所は、高齢者率が高い綾部の現状を踏まえ、高齢者らに重宝されるような電話帳を作ることを決めた。
会員事業所などから高齢者が望むことを聞き、活字を大きくしたり、メモ欄を設けるといったことを採用。文字の書体は主にゴシック体や太目の明朝体を用いる。
A4判でカラー刷りとなる電話帳には、統一した枠内に事業所名と電話番号のほか、営業内容や写真などを掲載する。同商工会議所は、10月に予定している創立60周年記念式典までには電話帳を完成させたいという。
電話帳の1枠のサイズは縦3・8センチ、横18・3センチで、掲載料は同商工会議所の会員が2千円、会員外が5千円。問い合わせは同商工会議所(電話42・0701)へ。