七草がゆで無病息災
大本長生殿で伝統行事
市民700人が接待受ける
綾部の新春恒例行事としてすっかり定着してきた宗教法人大本の「七草がゆ」接待が9日、上野町の大本長生殿で行われた。春の七草が入ったおかゆを食べると一年の無病息災がかなうといわれている伝統行事で、約700人の市民が大本職員や信者から心のこもったもてなしを受けた。
綾部の大本本部では平成元年から催されている行事で、この日は午前10時から山崎善也市長を始めとする市内の各界各層の団体などの代表ら来賓60人に続いて一般市民が接待を受けた。
田賀紀之・大本本部長のあいさつに続いて山崎市長は、大本みろく殿が昨年11月に国の登録有形文化財認定の内定を受けるという明るい話題を織り交ぜながら来賓を代表して謝辞を述べた。
七草がゆを賞味した市民らはこのあと、別室のお茶席でもてなしを受けていた。