2014.01.01正月特集号02

七草粥でお・も・て・な・し

大本 9日、白梅殿で

昨年末から準備着々

お粥は9日の朝に大きな釜で調理される

お粥は9日の朝に大きな釜で調理される

 「おもてなし」―。昨年の流行語にもなったこの言葉は、来客に心を込めて接待をする行事にはぴったりな言葉。毎年、700人を超える市民が来場する宗教法人大本(出口紅教主)の「七草粥」接待は、まさに新春恒例のおもてなし行事。今年も9日、上野町の長生殿(白梅殿)で催す七草粥の接待に向け、準備作業が着々と進められている。 

 七草粥は、「春の七草」のセリとスズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ナズナ、スズシロ、ホトケノザを入れて炊いたお粥(かゆ)。人日の節句(1月7日)の朝に食べると一年間無病息災で過ごせるという言い伝えがある。

 中でもセリは、健胃、整腸の働きがあることから、七草粥は正月の暴飲暴食で弱った胃腸を整える料理とも言われている。
 綾部の大本本部(梅松苑)では、平成元年から毎年1月9日に「七草粥」の接待を続けている。その準備は前年の年末から取り組まれており、年が明ける前にあらかたの会場設営がなされる。

 七草粥行事の中では別室にお茶席も設けられるが、そこで来客に接待する和菓子「柚(ゆ)の香(か)」は、これから職員らの手で作られる。

※詳細は紙面で

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