「コ宝ネット」に奨励賞
今年度の「永井賞」決まる
子育て世代の定住に向け活動
市はこのほど、平成25年度「市永井賞」の選考結果を発表。志賀郷地区で子育て世代の定住者を増やす活動に取り組んでいる「コ宝ネット」(井上吉夫代表、18人)に、奨励賞を贈ることを決めた。
今回、永井賞には3件の応募があり、市長が委嘱した市永井産業振興基金審議会(山下信幸委員長、10人)が選考をした。授賞式は来年2月頃に行われる予定。
コ宝ネットは17年末から、志賀郷地区に住みたい人に空き家を紹介したり、移住者が地域での生活になじめるよう援助する活動をしている。
更に同地区に新たに移り住んだ人と昔から住んでいる人たちとの交流会や田舎暮らしに関心を持つ都市部の親子らを招いての懇親会も意欲的に取り組んでいる。
活動を始めて約5年の時点で、18世帯41人(うち18人が中学生以下)が同地区に移住。それによって、志賀小学校が抱えていた複式学級の課題をクリアすることにつながった。
新旧住民の交流活動が契機となって、平成22年から24年にかけて「志賀郷田舎三土市」を開催。交流人口の増加を通して地域の活性化にも貢献した。