特別市民 会員数を1千人へ
市が市民の協力を呼びかけ
現会員数は775人
綾部の味と情報を全国にお届けします―。市が市外に住む人を対象に「あやべ特別市民」制度を始めて今年度で12年目になる。5月24日現在で775人の会員数を今年度、「1千人」にする目標を市は掲げている。更に綾部出身者や綾部に縁(ゆかり)のある人らに入会してもらえるよう、市は市民の協力を呼びかけている。
綾部の良さを広くPRしたり、綾部の発展や振興に関する情報の提供や提言をしてもらうことを目的に、同制度は平成11年7月に創設された。
同制度の会員には9月と12月、2月の年3回、「ふるさと産品」として米や特産品が送られている。このほか、あやべ温泉など市内5施設の無料利用券を送付。また、毎月届ける市の広報紙を通して、綾部の情報も提供している。年会費は1万円。
会員数は初年度が646人でスタートし、12年度は736人に増えたが、13年度以降は減少。15年度からは550人前後で推移したが、21年度は820人と過去最多となった。
現在の会員を都道府県別で見てみると、最も多いのが京都府の218人。次いで東京都(158人)、大阪府(104人)、兵庫県(67人)、神奈川県(60人)、千葉県(33人)―などとなっている。また、北海道に3人、沖縄にも1人の会員がいる。
現会員のほぼ半数が綾部出身者。中には、12月に届けられる「ふるさと産品」をお歳暮代わりにするため、綾部在住者が会費を支払っているケースもあるという。
同制度について詳しくは、市秘書広報課秘書担当(電話0773・42・3280、内線212)へ。