みろく殿 国の登録文化財に
構造、歴史、景観で評価
綾部大橋に続き2例目
本宮町の大本梅松苑内にある「大本みろく殿」(所有者=宗教法人大本)が、国の登録有形文化財になることが確実となった。国の文化審議会が15日、下村博文文部科学大臣に答申。正式に決まれば、市内の登録有形文化財は、平成17年7月の綾部大橋に続き2例目となる。
大本みろく殿は、鉄骨造の主構造を木造風に見せた桁行(けたゆき)50㍍を超す平屋建て(一部地階付き)の大建築物。建築面積は1895平方㍍。殿内は789畳敷の大空間。銅板葺きの屋根は昨年葺き替え工事が行われた。
出口すみ子2代教主の発意で昭和28年4月に完成。平成4年に長生殿が完成するまでは梅松苑の中心神殿として使用。過去には有名歌手のコンサートや結婚式の会場などにも使われ、多くの市民に親しまれてきた。
(つづきは紙面で)