エコボラン活動で桜植樹団体に寄付
オムロン綾部事業所
中山町のオムロン綾部事業所(田中雅樹所長)は18日、同社の「エコボラン活動」で獲得したポイントを現金にし、国道27号沿いに桜の植樹をしている舞鶴市のNPO法人「モナミゼミ」(田中俊樹会長)に寄付した。
エコボラン活動はオムロンが社会貢献活動の一環として平成20年4月から取り組んでいる活動。社員それぞれが、エコロジー活動やボランティア活動に取り組み、その取り組み内容をパソコンに入力すれば、取り組みに応じてポイントが加算される。
本社ではこのポイントを事業所ごとに集計し、ポイントに0・1円をかけた金額を年に一度、各事業所に渡す。各事業所はこの現金を社会貢献活動に使用している。綾部事業所では、21年度分として10万6210円を同NPOに寄付した。
また、同事業所は同NPOに同社の敷地の法面(のりめん)を提供。宅地開発のため伐採が決まっていた舞鶴市真倉にあった桜3本を移植した。
同NPOは平成10年から「国道27号を桜街道に」と、桜の植樹事業を進めている。今回移植された桜は同NPOが初めて植樹した桜で思い入れも強く、「命拾い」したことを会員らは喜んでいる。
受け取った浄財は今後の桜植樹活動に充てるという。